2008年08月16日

角館の樺細工とは

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角館の「かばざいく」は、「樺細工」もしくは「桜皮細工」と書きます。「樺細工」と書くのが昔から使われていましたが、「樺」の字から「白樺」の樹皮を使った製品との誤解されやすいため、「桜皮細工」とも表記するようになっています。
古くは桜の樹皮(いわゆる「桜皮」のこと)を「かには」と呼び、正倉院の御物や、筆、弓、刀の鞘などにも山桜の樹皮を使ったものがあるようです。

その製法は、江戸時代中期に、秋田県北部の阿仁地方に伝承された、山桜の皮を利用した樺細工の技術を、佐竹北家の武士「藤村彦六」が習得したのが始まりと言われています。

藩政期の細工物には、印籠、眼鏡入れ、胴乱(四角の袋で、印章や薬などを入れて腰に下げるもの)などが確認されています。明治時代に入ると禄(給料)を失った武士たちが、それまで副業であった樺細工に本業として取り組み、新製品を開発し、商品として問屋を介して徐々に市場開拓し、大正時代には秋田県の名物として、中央の博覧会にも出展されております。

樺細工製品は、その技術・工法により、大きく次の4つの製品群に分けることが出来ます。

型もの(仕込みもの) ⇒茶筒・印籠・胴乱(四角の袋で、印章や薬などを入れて腰に下げるもの)・コーヒーサーバー等
木地もの⇒硯箱(すずりを入れる箱)、文庫、飾り棚、茶櫃(ちゃひつ)等
たたみもの⇒ブローチ、カフス、タイピンなどの装身具、印籠、胴乱の根付、尾締め
文様付け⇒茶筒、茶櫃などの他の製品への文様付け、色紙掛けなどへの文様付け 等 


樺細工の製品は、近年「木地もの」といわれる飾り棚や小引出し、文庫などが新しい工芸品として作られていますが、お盆類や茶筒などの日用雑貨が中心となっています。
物資不足の終戦直後をピークとして、一時期角館の「樺細工」は大きく衰退しましたが、昭和40年代に至り再びブームを迎え、昭和51年に秋田県初の、国の「伝統的工芸品」に指定され、今日に至っております。
樺細工は世界に類例を見ない工芸品として、また、自然素材の美しさ、温かさが、国際的に評価され、愛されています。

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amanogawa921 at 22:30 │この記事をクリップ! 秋田名物…秋田の伝統工芸品 
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